アジの開き/ひだかたけし
 
の出現、
アジという 命名されたモノの存在!
幼子は
その実在感に認識に
戦慄し立ち尽くした

アジという一匹の魚の鱗、銀に輝き





愛しい、という感情
愛しい世界、という揺動!

命名する、コトバは廻るよ世界のモノ
人から人へ伝わり響き
私の処へやって来た
コトバは他者、表現の他者
内部から湧出する
イメージがヴィジョンが
世界を回遊する
一つのコトバを捉える

いとしいせかい ひろがっている

世界は律動するモノに満ち
回遊する言葉の命名を待っている

アジの開き、アジの存在!

私たちが発見し表す、
愛しい世界、在るモノたち

私たち人だけが認識する、

セカイ という 愛しい実在!








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