落花無残な夜を超えて/秋葉竹
 
れをほおっておいて
笑って吹きさらしの風みたいに
ほおを乾かしてくれるのを
待つ

三角形の
幸せがみんな同じように並んでいる
屋根をみおろすワンルームで

馬鹿みたいに
幸せを手放したあの言葉を想いだし
けど
懺悔のひとつもできないで

わかってはもらえないだろう
透明になりたいまま

なにを待ちつづけているのだろう


ムーンダストプリンセスブルー


なにを

想いだしてしまっているのだろう
 









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