「乾いたシグナル2を書き上げて、後書き」/ジム・プリマス
さんでから、現代貨幣論にゆき着き、貨幣の信用創造を最初に知ったとき、それについて納得するのに時間を要したが、参議院議員の西田昌司先生の、銀行の貸方と借方の説明を聞いて、誰かの資産は、誰かの負債という、正しい貨幣観に気が付いたとき、目の前の濃い霧が、みるみる晴れるようだった。それがほんの二〜三年前のことだった。
赤字国債の累計債務が1000兆円を超え、それによって日本が財政破綻するという、財務省がマスコミや著名人を使って、広げたプロパガンダに、私もまんまと騙されていた。
ある自民党の若手議員さんが「正しく理解するのではなく、間違いに気が付くということなんだ。」と言っておられたが、正にそのとおりだった。私も自分の貨幣観の間違いに、気が付いたのだった。
社会保障制度の改悪に、増税に次ぐ増税の主張が、財務省と岸田政権の断末魔のあがきであることを祈りながら、筆を置こうと思う。
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