詩の日めくり 二〇二二年五月一日─三十一日/田中宏輔
か、4、5歳かな。ウルトラQのバルンガのさいごの結末で、あした太陽がなくなってたら、どうしようと心配になってたことを憶えている。トラウマに近い経験だった。
52歳の若さで亡くなった叔父が夢に出てきた。10歳の違いだからお兄さんみたいなものだった。いい人だった。いい人は早くなくなるというけれど。ただひこちゃんと呼んでいた。喫茶店を経営していた。幼い娘ちゃん2人を残して亡くなった。いまぼくは61歳だから、亡くなって20年になる。
2つ目の夢で、映画好きな死んだ父親と『DUNE 砂の惑星』の過激ヴァージョン(そんなものはないのだが)を見てた。舞台となった劇場では、踊りなどが繰りひろげられ
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