手にて 書く 物はない/山田 三四郎
手にて 書く 物はない
何を 書いても 空しい
生きている 証が 欲しい
書くこと 考える ことが 好きらしい
何を 書いても 達成感が ない
私だけなのだろうか?
何故?
「私」は 何故 こうなのか
いくら 焦点を 絞っても
自我の 中心点に 当たらない
「私」の 自我は 空っぽか?
「私」の 自我には 中心点が ないのか?
「私」は 認知症の じいさんか?
「私」は 自己実現のために 何を 考え
何を 書いたら いいのだろう
昨日も 探していた
今日も
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