音楽が鳴る最中、音楽が終わった後で*/ひだかたけし
 
わたる歓び

あ 足裏 温まった熱廻った

花咲くココロ、
行き場はないんだ
行き場は切り開くもの

混沌は、ディスコもベルリンも
もう 終わり過ぎた

彼女 は 行方不明 で イイ

この世界の深淵へ沈んで浮かんで集中して
この世界の神秘の手前へ後へ私をコロシテ

明ける界に肉身が震える
震撼と深閑とするこの心

そろそろ 貴女のお出ましだ
タマシイ 聴覚に現れ掴まれ

形象の魂の宴、
月明かりに照らされ
燃え上がる太陽を眼差す

音楽は終わった

もう一度、

明晰に覚醒した意識の下に
捕らえられない貴女の残像に

月明かりに照らされ
燃え上がる太陽を眼差し

もう一度









*U2に、吉井和哉に



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