海へ/
花形新次
何千といる自称詩人から
特に生きている価値のない
自称詩人を選んで
熱湯で皮膚が溶けるまで
煮込み続けること
48時間
すっかり骨だけになった
自称詩人を取り出して
ミキサーで少しずつ
粉状になるまで細かくしたら
それを東京湾フェリーから
海へ撒く
さあ、自称詩人
おまえの好きな海へ帰れ
カモメがエサと間違えて
啄んでは吐き出して行った
明日はどいつに
しようかな
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