2005年(cap verses / そよ日暮らし投稿作品)/板谷みきょう
しりとり四行詩
03/01
俺なんて 言葉
使えなく
なってることに
気が付いて
やさしさも
時には辛くて
そっと呟く
独りの部屋で
サクラ色の頬
風邪みたい でも
大きなマスクで
机に向かって
02/22
あなたにアゲル。 そうして
微笑む 野ばらの君
二十五年前 掌に気持ち乗せ
土くれに まみれた男爵と
きもち 尻餅 太鼓持ち
唄と語りで 貴方にあげる
重ねた月日のありがとう
明日をいっぱい 集めたら
喉から出かけた 気持ち
過去から逃げだす 僕の夢
貴方にアゲル こどもの分と
これからの
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