好きなことは下手でもやり続けるしかないよな、生きろ。/ゼッケン
が降り、
アドレナリンやオキシトシンの水たまりを越えようとして見誤り、
跳ねたしぶきが裾を濡らした
あんたがたがとうに知っていることだけしかおれには書けない
当然のことだが、自分のために繰り返しておこう
詩を書こうと思うことはできない
そうだろう? きみは深く頷いている
詩が先にある すでにある詩を思うことなどできない
詩人ではない人間が詩人になることはできないということだ
詩も詩人もすでにあるわけだからおれに入口はない
詩は常に書かれてしまった後であり、これから書こう、などと
思うようなものではないよな、あんたがたなら知っていることだろうけど
いるよ、そういう転倒した言い訳をする素人
技術も磨かず、知識も求めず、手続きを無視して
無能の免許センターみたい
おれに対して閉じた循環である
越えるのなら水たまりは乾く前に越えるしかない
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