ある日/ひだかたけし
 
ゆく日々を白馬は走り抜け
こころのなかで鳴っている歌、
歌の底から現れ湧き出る思考

光、求め、闇に沈む、
どうしようもなく
闇に包まれ
かろうじて、
均衡し静まる 己
かろうじて、
束の間に開く 己

  *

ある日、

思考というイキモノが
紅に染まる夜明けを迎える
心に鳴り響き続ける歌に溶け
わたしは、理念の一塊を掴み取る

わたしは 理念の言葉を 炙り出す














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