cross road/秋の不在証明/ちぇりこ。
 
には長けていたっていうのに
単音の旋律で
主の胸の穴を埋めていたっていうのに

(いーのこ、亥の子)
子らの輪っかが激しく回るよ地面を鳴らして
狐のお面を被った坊主頭を最後に見たのは
銀色に光る原っぱ辺りだったでしょうか
芒の穂が手招きしているよ
赤い鳥居の向こう側
(いーのこ、亥の子 亥の子餅ょついて)


秋の不在が、行き交う十字路で
耳を塞いで静かに暮らす

そろそろ冷たい風の吹く


?()内「亥の子」
西日本地方に伝わる童歌
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