この秋晴れの空の下/
ひだかたけし
外は寒いよ
凍りつく
あなたは
大変だったろう
その命燃やし
未だ二十四
どこにいる?
何処に居る?
)オマエは七階から飛び降りて
)砂漠の棺で陶然と
)いつも夜更けに躍って居る
おれはひたすら待っている
この秋晴れの空の下
肉の苦痛に耐え
たましいの
闇に沈んで、泳いで泳いで
闘いを放棄して
たたひたすら、光を眼差し
あなたの岸辺にたどり着く
その日を自ずと待っている
戻る
編
削
Point
(3)