コンビニとかで売ってるグラマラスバタフライ 三分バージョン/モマリサ公
吸い込まれて
行く冬のゆくえをみてる
本当はなにが「チャージされてるのか」
意味が「わからない」を
待つ一定の不安感が
すすけていくまぶたを
うっすら閉じたり開いたりさせてる
淀む川面街灯たちがきらきらと映り込んでいる
真っ暗なその果ての海がかすかに匂う、
雑踏をにらみつけながら
そこに行き着くための
経路を頭の中に張り巡らし、
埋め立て地で白い風車は
なにを考えているのだろうか
体中の毛穴がいっせいに開くとき
ランダムな雪が冷えきった体に
旋回しながらふつふつと来る
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