2004年の(cap verses / そよ日暮らし投稿作品)/板谷みきょう
おはようと 到着した
深夜の砂浜 この手に渡され
湿り気 帯びた 挨拶
線香花火 呟く みたい
この手に 繰り寄せて
おはようが 凍え交さる
砂浜キャンプ ぬくもりに
指先まで ざわめく詞
★*゚*☆*゚*★*゚*☆
07/06
わたしからきし意気地なし
今更 口に できないぴょん
残りし想い 形はぐれ
お神楽の狐面 箱に入れ
形 残さず 朝 ぴちょん
ぴちょん ぴょん
雨音で わたしから
目覚めた 心 中の梟
ぴょんと 弾んだ形で
立掛けた 影 花の虜
(わたしから だらだら かしたわ)
回文 ひねるジ
[次のページ]
戻る 編 削 Point(0)