2003年の(cap verses / そよ日暮らし投稿作品)/板谷みきょう
あなたにあえてまことの花火に
間違えられた それだけで
みなの期待を一心に受けながら
真実の幸せが音も無く燃ゆ
たまらなく透き通った肌に
眩惑されし代償は
村を滅亡させるだけの嵐
奥底には同様の欲望在りし
口笛吹いて 別れて来た
この道のりに ふと振り返ると
いつも 困っていた時には
道しるべとなっていたあなた →
あなたに逢えて気付いたことは
愛が心を育むことと
別れは必ずやって来ること
あなたがいつもたまらなくすき →
たまらなくすきな君の街
ゆらりゆらりと時は移れり
星の瞬き まろび出づる頃
幸せの後ろ影 空うららな口笛
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