2003年の(cap verses / そよ日暮らし投稿作品)/板谷みきょう
 

いたずらなあさ
ひねくれたひる
かなしみによる
なぐさみのとき


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02/25
口惜しい夏は
夕陽に染まる野球部員
補欠で過ごした
汗まみれの高校時代


つながるものは
君と僕との
はかなく切ない
淡い想い出


「咲かないのか」と頭抱えて俯いた
『花咲き山』の山ン婆が
「んな、ことぁねぇじゃ!」と怒鳴り出す
どんな時にも いつの日も


くやしいなぁ
どうしてみんな
おとなになれるの
ためらいもなく


つながるものは満月のもと
忘れられても明日も生きる
あふるる想い
地の果てにまで
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