2003年の(cap verses / そよ日暮らし投稿作品)/板谷みきょう
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しらふで語れたんだよ
「将来の夢と恋」
淡いおれんじに
ぴんくの雲が流れてて
見せずにいいと思う
誰といてもひとり
座り込んでいるような
重く鈍い塊 ずしり
九月寝つけぬ夜は
一緒に海を観ました
寂しげに飲むコーヒー
君とあの頃見た未来
しらけてはいない く
らいのかじかむほど い
しもつよくみせたい だか
らおもううたにたくして
みせずにめぐるくせ
せなかのびゆくはなびら
ずっとみてるとしづしづが
にほいにそっとくるまるる
くがつがつがつなみだした
たしかにたるるうたかたの
のにたつものはあれだ
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