2002年の(cap verses / そよ日暮らし投稿作品)/板谷みきょう
しりとり四行詩
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12/17
きっと空からも 楽しげな宴♪
楽団の夢 叶わずとも
盗賊一味は 去りゆきし
暁が際の 出ずる時刻よ
あなたにあえて 龍は黒船へ
先にあなたが流してくれた
優しさ思いやり 慈しみの涙
忘れはしません これからもずっと
くるおしく いじらしく
哀しさと はかなさで
ひそやかに 恥じらい降る夜は寂し
難しい人生に 懐かしき一行かな
きっと空から雪は 沈んでくるままに
一欠片づつ綺麗 光りながら
風に抉り取られた 雲の切れ端のごとく
死の国へ燃え落ちる シベリアの眼差し
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