五行歌・雨、降りしきる深夜に/ひだかたけし
 
この疼痛
なんぼのもんじゃい
と、

掻き乱す

肩までも
降りてきた
この痛み
布団、はねのけ
肉は震える

ハッキリと
苦なら苦と
言い、
切る
勇気

明日は晴れ
雨、降りしきる音の
連弾に
遠い遠い
憧れ、降って

青の果て、
きっと鳥の群れが
向かっていく
世界の果ては
雨降りしきる此処

思考する
魂は直観と共
雨降りしきる
世界に、
風澄み渡る宇宙を観る







*この歌は、雨降りの寒い昨夜下書きしたものを、今夕仕上げたものです。ゝ
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