天使たちよ、神々よ〜この夕べに/ひだかたけし
 
たすらに研ぎ澄ます

耳を澄まし、そこに何かの影を掴もうと
直観がイマジネーションが、生動する思考の影を追い

ゆっくり、自らの本性の根底へ

  *

濃密な青を流し込み
暮れゆく空を
眼差し見つめながら
僕は想う

この夕べに舞う天使たちを
この世界の奥深く躍動する神々を

脈打つ夕べの一瞬に
僕は遠いあこがれの
ふるさとへと溶け入る








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