それが運の尽きだったのか、空が高くて青かった/秋葉竹
日、君の。
子どもみたいな声を聴いた。
そのとき、だった。
青空とさわやかな風が
とてもしあわせな
気持ちにしてくれて、
君のほんとうの心が、
なんの疑いもなく
ほんとうに、
ちゃんと、
伝わったって、
怖れずに、
決めた。
君の、
語る言葉のすべてを信じているよ。
すこしうつむきながら
照れてる感じの笑顔が好きだよ。
心の穴を埋める
あたたかさも、
悲しくなるくらいの
やさしさも、
痛いほどわかってしまうのは
ほんとうに運がよかった。
違うか、
それが運の尽きだったのか、
(君のためならすべてを捧げる)
空が高くて青かった。
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