詩の日めくり 二〇二一年十二月一日─三十一日/田中宏輔
 


 16作目は、エドガー・アラン・ポーの「メロンタ・タウタ」数千年未来の気球に乗った人物が主人公。哲学に関する話などを手紙に書いている。すぐれたSFなのかなあ、これも。古典だから仕方なく収録されたもののような気がする。

 17作目は、エドワード・ベラミイの「来たるべき能力」難破した船のただひとりの生き残りの主人公が辿り着いた島は、島の人間すべてがテレパシーの持ち主の島だった。そこで主人公は、島の人間たちがとても幸福であることに気づく。さいごに主人公は島から出るのであるが。


二〇二一年十二月六日 「ぼくの新しい詩集」


 ぼくの新しい詩集『WHITE ALBUM。』がA
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