奇跡みたいな真実を信じて生きる/秋葉竹
 






咲かない花もあるんだそれは知っていた


目のまえに君がいる夢、跳び起きるあつい夏の夜


向日葵が「寂しい」と首を垂れる、茜に染まり


名前を告げないで一夜きりの夢をみた、狡いな


「自由だ」なんていうからふと闇を想い出す、記憶


七色シンフォニー、夢かうつつか君を待つ待合室


罪を悔いる、切れて傷ついた瞳を言葉にする夜


黎明に罪を犯した、「人」を信じてしまった


わたしの「中の人」、に逢いたいのはなぜ


さようなら、魂を黒く染めそれでも生きる


そんなうたをうたいたいから、変わりたいから


なんどでもなんどでも奇跡みたいな真実を信じて











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