星の異なる街で/
 
星の異なる空の下で

君の義理は通じぬだろう

潔癖さに救われる人もいる

けれど君はどうだろう


その夜の街は薄幸を灯して

優しい諦めが人を包んだ

誰も悪くないなんて言葉

耳にいれたくないけれど


かくありたいと願う心が

傷の凍りついた無意識を

溶かして黒い血を出すだろう

闇夜の河が洗い流したとしても

どの街に向かえば癒されるだろう
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