欲望のピープサイト/ホロウ・シカエルボク
 


どこかにそれがあるんだよ、きみが欲しくてたまらないときには
決まってきれいに隠れてしまうそいつ、油断大敵
見つけようなんて間違っても考えちゃいけない
探せば探すほどどこにあるのかわからなくなる
そうしてついには投げ出してしまう
気持ちが昂ってるときには誰しも近寄りがたいってもんだよね

肩の力を抜いて、深呼吸するんだ
どうしてそれが欲しかったのかというところから考えてみよう
もしかしたらものすごく似てるなにかがあるのかもしれない
きみが欲しがっているのは本当はそっちかもしれない
きみは一度そいつのことを忘れるくらい気を抜いて
自由な気持ちで周囲を流れているものを見つ
[次のページ]
戻る   Point(1)