流れるごとく書けよ、女詩人/藤原 実
たちの復権も今後進んでいくことでしょう。
詩の歴史の発掘と書き換えが進むと同時にこれからの詩の歴史の記述方法も変わっていくでしょう。
詩はネット上で書かれ、誰でもが読み、自分の意志で評価をつけ、素晴らしい作品は自ずと拡散していくものとなりました。なけなしのお金を捻出して名刺代わりに一冊詩集を作る、などということも意味のないことになるでしょう。
普段着のごとく、流れるごとく、詩を書き語ることのできる、そんな時代に生きられることを私はたいへん幸福に思うのです。
(文中の引用書籍はすべて「国立国会図書館/図書館・個人送信限定 図書」で読むことが出来ます)
『天の手袋』北
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