詩の日めくり 二〇二一年八月一日─三十一日/田中宏輔
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(トルマーゾ・ランドルフィ『ころころ』米川良夫訳)
二〇二一年八月六日 「廿楽順治さんと荒木時彦くん」
『ウィリアム・テン短篇集1』のさいごの短篇がつまらなくて、読むのに4日か5日かかっている。きょうじゅうに読めなかったら、もう読むのやめよう。ウィリアム・テンって、ぼくのなかではおもしろいと思っていただけに、こんなにつまらないなんてびっくり。
さいごの11作目は、「男性の反乱」アメリカが舞台。男性優位主義者たちが世間を騒がせる。議席も取っていく。しかし、さいごは敗北する。男性は男性らしい服装を、ということで、あそこのところにコッド・ピースをつける。ばかばかしい物
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