詩の日めくり 二〇二一年八月一日─三十一日/田中宏輔
 
家』平田 渡訳)


二〇二一年八月三十一日 「霧と炎」


 14作目は、「霧と炎」放射能のせいで、一生が8日間しかない人類の話。その惑星では昼と夜の寒暖差がひじょうに大きく、太陽が昇っているときには焼き焦げ、夜になると凍えてしまうのだった。主人公は、苦労して宇宙船のところまで行き、仲間を助けに戻る。宇宙船のなかでは寿命が飛躍的に伸びる。

 15作目は、「タイム・マシン」大佐のところに行って、昔話を聞く。老大佐がタイム・マシンってこと。

 さいごの16作目は、「駆けまわる夏の足音」テニスシューズをはいた少年に荷物を運んでもらう話。SFではなかった。

 同人詩誌『妃』
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