半分は本気です/ゼッケン
 
立て役という大事な役目がぼくにはあるから
いい仕事をしている
いい仕事をしている
感謝されたことはないけど
望んでもいない役を演じさせられているかというとそうでもない気になっている
長い旅をしていれば、それでもいいさという気になる
他人から与えられる意味より自分で選んだ無意味の方が良い
錯覚?
それも分からないほど低能かもしれません
暗くなった
行く先々で苦笑と迷惑顔
を 巻き起こす だけ
だとしても

すべては有る

たとえ無から有が生じたとしても、
有から無に帰すことはできない
この生存は熱力学が保証している
脚光で暖められなくても、体温がある
腹は減るけど
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