詩の日めくり 二〇二一年七月一日─三十一日/田中宏輔
 
の息子にも物理学者になってほしいと思い強要したために、息子が未来に23歳で自殺することが分かった。物理学者は息子に強要するのをやめることを決意する。


二〇二一年七月十一日 「災厄の船」


 6作目は、「災厄の船」トロールたちに漕がせたガレー船に乗って海を彷徨っているエルフの王がいた。海上で人間の船を見つけると、ただ単に破壊するのが目的で、人間の船を攻撃した。ただひとりの生き残りの人間と対話する。人間は、もうエルフの時代は終わると予言する。エルフは人間を海に投げ込む。

 7作目は、「ロモー博士の島」遺伝子操作で女性なのにペニスがある人間を博士はつくった。新聞記者はヘテロだが、
[次のページ]
戻る   Point(14)