blooming underground/ホロウ・シカエルボク
た人生そのもののすべてがそこには溶け込んでいるんだ、見えるだろう、俺はひとりではない、様々な霊魂の集合体、それがこの俺の魂さ、歌えるか、語れるか、叫べるか、お前は…歪み切った、まやかしではないのか、俺はどんな理由でまだ、この人生にしがみついているのか、時々、夜中に、騒がしくて目を覚ますことがある、その音は鳴り続ける、未だ、止まったことなどない…何かが語り掛けて来る、俺を裏返すとそこにも俺の顔がある?そいつは本当か?もしかしたらまったく見たこともない誰かの顔がそこにはあるかもしれない、そして俺のことを、心底、嘲笑っているかもしれない―知ったことか…俺のことを狂人だって言うのかい?前にも言ったじゃない
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