女學生日記 二十八/TAT
ました
お晝から眞桑へ行くはづであつたが雷が鳴つたので止めた
お晝 風呂に入る
父は魚釣りに行かれた
八月十三日 日曜
天氣 曇
起床 五時二一分
就床 九時二〇分
朝ラジオ体操から歸つて大急ぎで服を着替へ七時三五分の電車で岐阜へ行き丸物で少し買物をしてから揖斐行の電車に乘つて眞桑へ行きました
夜 花火を少しやつた
それからおぢいさんについて田圃のゆうが燈を見に行つた
ずつと田圃ばかりの所に赤い火が点々とついてゐるのは大そう美しい
向うの方は一列に竝んでしまつてゐる
歸つて寢る
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