言ふなかれ、君よ、わかれを、/藤原 実
を与えうるのではないでしょうか。
この詩はかなり有名な詩なので宝探しというほどでもないのですが、ご存知ない方のために紹介して終わろうと思います。ながながとありがとうございました。
{引用=
『戰友別盃の歌ー南支那海の船上にて』 大木惇夫
言ふなかれ、君よ、わかれを、
世の常を、また生き死にを、
海原のはるけき果てに
今や、はた何をか言はん、
熱き血を捧ぐる者の
大いなる胸を叩けよ。
満月を盃(はい)にくだきて
暫し、たゞ酔ひて勢(きほ)へよ
わが征くはバタビヤの街
君はよくバンドンを突け、
この夕べ相離(あひさか)るとも
かがやかし南十字を
いつ
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