詩の日めくり 二〇二一年五月一日─三十一日/田中宏輔
したのは、12歳で、2歳の知能をもつ子どもだった。しかし、手術中に医者が見たものは、……というもの。進化の話である。
17作目は、トム・ゴドウィンの「冷たい方程式」このタイトルのアンソロジーを新旧2冊持っていて、2度読んでいる。宇宙船に忍び込んだ娘を非情にも船外にほっぽり出さなければならないというもの。宇宙船の規則で、密航者は始末しなければならなかったため。それが無垢の少女であっても。
18作目は、フレドリック・ブラウンの「唯我論者」世界を消去したがゆえに再創造しなければならなかった男の話。
19作目は、アーサー・C・クラークの「星」神父でもある宇宙飛行士の述懐。ぜんぜんお
[次のページ]
戻る 編 削 Point(12)