詩の日めくり 二〇二一年五月一日─三十一日/田中宏輔
 

 2作目は、ロバート・A・ハインラインの「歪んだ家」既読。ほかのアンソロジーで読んだことがあった。四次元的に家を建てたらどうなるかって話。扉を開けるたびにいろいろな場所に行くことができる家。さいごに扉をあけて出ていった場所はロサンゼルスだった。家に戻ると、家はなくなっていた。「歪んだ家」をなんで読んだのかネットで調べた。『第四次元の小説―幻想数学短編集』 (地球人ライブラリー)だった。いま本棚にないので、だれかに譲ったのだろう。「歪んだ家」以外、どんなものが載っていたか思いだすことができない。


二〇二一年五月二十二日 「夜来たる」


 3作目は、アイザック・アシモフの「夜来たる
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