詩の日めくり 二〇二一年五月一日─三十一日/田中宏輔
たる」1か月ほどまえに読んだロバート・シルヴァーバーグが加筆したものの原型だ。シルヴァーバーグの加筆は正解だった。ただアイデアはやはりアシモフのものである。3000年くらいの周期で夜が訪れる世界の物語である。
4作目は、ヘンリイ・カットナーの「トオンキイ」家具に化けたなにものかが家人に干渉する物語。タバコを吸おうとすると火をつけてくれるが、本を読もうとすると本の種類によって読めなくしてしまう。さいごに壊そうとするが、人間の身体の方が消えてしまう。家具付き部屋はふたたび貸し出される。
二〇二一年五月二十三日 「存在の環」
5作目は、P・スカイラー・ミラーの「存在の環」一
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