詩の日めくり 二〇二一年五月一日─三十一日/田中宏輔
 
ろあたりからおもしろくなってきた。こういった事件が起こるまでが長かった。毒蜘蛛が出てきてからは、いつものウィンダムらしさが出てきて読めるものになっていた。毒蜘蛛は放射能のせいで変異したものらしい。

 きょうから寝るまえの読書は、アイリアノス の『ギリシア奇談集』だ。ひさびさにSFから離れる。岩波文庫もひさしぶりだ。 https://pic.twitter.com/e8uKBOxWZ4

 ホメロス以前に叙事詩を書いたものがいたこととか、プラトンがサッポーが美人であったと書いていたこととか、「奇談集」というよりも「雑学集」といったものであるように思われた。つまみ読みしている。つまみ読みでも
[次のページ]
戻る   Point(12)