声/
ひだかたけし
ことばをひらくとき
ことばよりさきをいくものがある
たえず
観念を突き破り
欲望の先を駆けていく
あり
つづけ
のがれ
つづけ
おいつけない、おいつけない
黄昏の光を浴びて
魂の深い奥底に響く
遠い遠い声の木霊
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