短歌雑詠/
朧月夜
朝(あした)の香りはかそけく、まだ醒めやらない眠りのなかのように。
梅の実がオレンジに色づいている。母は、その二つ三つを手折り。
そよ風に吹かれて、体の熱が解かれてゆく。ああ、わたしはどこへ。
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