詩の日めくり 二〇二〇年十三月一日─三十一日/田中宏輔
 
くはオウプンリーにゲイだと公言していたけれど、ゲイなのにゲイって言わなかった先生がいて、悪質なイジメに遭っていた。ところがその先生、アメリカに帰省中に心筋梗塞で死んじゃったんだけど、ぼくは別に呪ってなんかいないからね。


二〇二〇年十三月十九日 「変態か?」


 そういえば、同志社国際高校では、ほかの先生にも嫌がらせを受けたな。「変態か?」と言ってくる先生もいた。


二〇二〇年十三月二十日 「カミングアウト」


 でも、まあ、そういったイジメも、ぼくがカミングアウトしてたから受けたのだし、まだまだゲイに対する偏見があるということが顕在化したという点では、ぼくの認識が
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