手紙/武下愛
 
した言葉が響かないのは、あなたは主体が自分で、私は主体が相手であることだからこそ、おもったのでした。悲しくて泣いてしまったのでした。悲しいじゃない?自分だけが主役だっていうのはとても悲しいじゃない?そこに誰もいられないのだから、ずっと独りで居るのはしょうがないのかもしれない。素直に言ってくれたら良いのに、私の存在ばかり気にして、何もできないのなら、私は去る事と、あなたに近寄らない事にしたのでした。私が気にしてしまう分だけ、あなたが駄目になる事を知ったのでした。圧迫したのだとおもうと、自分を素直に出せないなとおもっています。自分はこれから、誰かが、輝けるように動いていこうとおもったのでした。気付けて
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