渇れ果ててなお/花形新次
 
外界と遮断して
現実逃避して
正義でも
真理でもないことを
後生大事にして
下らない自称詩を書き連ねている奴らを
絶滅させるために
人生を費やすことの
無意味さに気付いたとして
それを止めることは
今更許されないのだ
自称詩人的人間が
立て籠り犯や放火犯の予備軍であることは
疑いようがないのだから
自称詩人的人間がいなくなる世の中
それが実は参議院選挙の陰の争点であることに
気付いている人は多い

俺は渇れ果てている
残されているものはゼロに近い

それでも反吐が出るような
お前ら自称詩人を絶滅するために
残りの力を費やすつもりだ

戻る   Point(1)