詩の日めくり 二〇二〇年十一月一日−三十一日/田中宏輔
 
小説のなかで、いちばん読み直したい作品だった。 https://pic.twitter.com/ZloN1bMNUE 


二〇二〇年十一月七日 「宿久理花子さんと篠原義男さん」


 宿久理花子さんから、詩集『here』を送っていただいた。冒頭の詩篇「シ、どこでも/」言葉の切断の仕方に現代の詩を見た。二篇目の「地下」という詩篇では、「一時間あたり千二百円が支払われる」という詩句に目がとまる。ぼくの時給と比較してだ。どの詩篇にも目をみはる詩句が出てくる。素晴らしい。 https://pic.twitter.com/iv3wYY6HON

 10作目は、J・G・バラードの「狂気の人た
[次のページ]
戻る   Point(17)