詩の日めくり 二〇二〇年十一月一日−三十一日/田中宏輔
もいて、しゃべっていたが、50代半ばに何人かの友だちと縁を切り、しゃべる相手がいなくなって、詩をつくる機会が少なくなった。しゃべるって、大事なことなのだなと痛感するこの頃。いま友だちはえいちゃんと大谷良太くんだけだ。
7作目は、E・C・タブの『明朝(みんちょう)の壺」世界が戦争によって滅びることを予見した男が美である明朝の壺を盗み出す。超能力者を追う超能力者が、彼を捕まえて話し合う。そして彼をソビエト側に亡命させることにした。世界が滅びるのを避けるために。未来が予見通りでもないことを知って。
二〇二〇年十一月十三日 「80年代SF傑作選・上下巻」
ひさびさに、A
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