詩の日めくり 二〇二〇年十一月一日−三十一日/田中宏輔
 
二〇二〇年十一月一日 「生贄(いけにえ)の王」


『年間SF傑作選3』の6作目は、ポール・アンダースンの「生贄(いけにえ)の王」アメリカ人側の宇宙飛行士が生き残り、敵側に捕まった。敵側のキャプテンは、機械に接続された超頭脳の持ち主だった。妥当な見解をも持ち合わせていたが、アメリカ人の宇宙飛行士は、戦闘的な手段で、彼を破壊した。


二〇二〇年十一月二日 「クリスマスの反乱」


 7作目は、ジェイムズ・ホワイトの「クリスマスの反乱」超能力者の小さな子どもたちが、サンタクロースがいると思って、おもちゃのロケットがどこでつくらているかを探っていると、本物のロケット基地の
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