夢日記/雨の音
 
昔の詩人の家を観光していると、5階の窓から青い光が入っている。
綺麗で興味を惹かれて近づいて行くと思ったより窓自体の色は薄くて、ちょうどラムネの瓶の様な浅い緑色。
腰のあたりの位置にある窓だった。
綺麗で暖かくてそばに寄って絨毯の上であぐらをかいて窓を見ていた。
景色は遠い、5階の高さじゃないなぁ、煙の工場、堤防、遊ぶ子供の声が聞こえる、樹木、川、大人が子供を呼ぶ声、少しずつ街が夕焼けに染まって行く。
窓が不思議だ。
赤いのに何故か空が銀色に見える、光の色は間違いなく赤なのに、景色は焼けた様に灰白〜銀の様な色をしている。
何故だか不意に歌が浮かぶ
銭湯に行く家族の声が聞こえるからだ
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