百花の王/
秋葉竹
夏の風オレンジ色に塗られてる
うどん屋の暖簾が風で捩れてる
その奥義一子相伝?舌遣い
潮騒の音を枕に眠る宿
傷つかない割れないココロここにあり
紫陽花が濡れる花だと教示され
たこ焼きの青のりつけてでも笑う
あの夏が『ローマの休日』だった部屋
サンダルで階段を蹴る夜は雨
どしゃ降りが気持ちいいほど惚れていた
街灯のあたたかささえ愛である
「勇者を辞めたい悲しみ」に触れたい
麦わらは海賊王になれ百花王は牡丹
戻る
編
削
Point
(1)