詩の日めくり 二〇二〇年九月一日─三十一日/田中宏輔
 
だろう。仮にも「傑作選」なのだからおもしろくなければならない。
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二〇二〇年九月三十一日 「賢者の贈りもの」


 きょうから寝るまえの読書は、O・ヘンリーの『O・ヘンリー名作集』多田幸蔵さんの訳だ。このひとの訳で、O・ヘンリーを読むのははじめてだ。岩波文庫で読んでるけれど、訳者が違うので、感じがどうなのか興味ある。表紙が好みだったので買った。 https://pic.twitter.com/keZ4J7R3zE

 1作目は、かの有名な「賢者の贈りもの」若き妻は髪の毛を売り、夫の時計バンドを買い、夫は時計を売って、妻のために髪飾りを買うという話だ。夫のジェームズ・ディリンガム・ヤングは、ぼくの詩集『The Wasteless Land.』に登場させた。哲学・宗教・文学、その他の、引用でつくった詩集だったのだ。


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