詩の日めくり 二〇二〇年九月一日─三十一日/田中宏輔
 
博師」魔王と3回の賭けをして、3回とも勝つと言われた男がじっさいに勝つ。魔王は怒って、以後、賭博師が二度と勝負に勝てないと呪いをかける。賭博師はそれを逆手にとって億万長者になり幸福になり健康で長生きする。子孫も繁栄する。


二〇二〇年九月二十日 「西田 純さん」


 西田 純さんから、個人詩誌『朱雀』第27号を送っていただいた。行の切り替えが抜群によい。耳のよい詩人であると同時に、目のよい詩人でもある。「今から 二十年 三十年も/すぐ やってくるのだろうか」「山の寺の」と題された詩の詩句である。ぼくも自らに問うてみた。遠い先なのか、短い先なのか。
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