詩の日めくり 二〇二〇年九月一日─三十一日/田中宏輔
 
家の子だったことがわかる。

 そして、ふたりはめでたく結婚する。167ページで本文は終わる。あと、169ページから211ページまで、長い訳注と解説がつづく。

 高い枝になっていた林檎の描写がサッフォーの詩の影響であることが、訳注179ページから180ページにかけて書いてあった。

 解説を読むと、このロンゴス作の『ダフニスとクロエー』は二世紀後半から三世紀前半につくられたものらしい。


二〇二〇年九月十七日 「終わりの始め」


 きょうから、寝るまえの読書は、『世界ユーモアSF傑作選1』、『世界ユーモアSF傑作選2』の再読である。ホラーがつづいていたので、ひさびさの
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